この収容所には、女性看守様専用の移動手段として奴隷椅子がある。奴隷椅子の作りはシンプルで、粗相をした囚人に鎖を巻きつけコンクリートでできた椅子に繋げば完成である。

 奴隷椅子をひく奴隷には、疲労により動きが鈍くなった場合や、方向を変える指示の場合に、鞭によって激しい痛みが与えられる。

 そのため、囚人は乱暴に振り下ろされる鞭の恐怖から常に緊張状態にある。

 「おい!、スピードがおちてるぞ、バシィ!バジィ!!バチィ‐ン!!!」
 「あぁ、うぅぅ、がぁぁ――」
 「何を言ってるんだ!!バチィ‐ン!バチィ‐ン!そんなに、お仕置きが好きか!!鞭が好きか?フン、バチィ‐‐ン!!」
 「うぅうぅぅぅ!!うぅぅ、がぁ―がぁー!!」

女性看守沙紀様は、理由は無いが、奴隷を虐待したい衝動に駆られていた。そんなとき、廊下掃除をしていた奴隷が目につき気まぐれで奴隷椅子として使用することにしたのだった。

 椅子を引く囚人は、口内に石を詰め込まれ返事を満足に返すことができない。そして、女性看守沙紀様は加虐の喜びに駆り立てたてられ奴隷に石をかみ砕くように命令する。

 「石を噛め!!ガリガリさせろ。」
 「ガリ、ガリガリ、ボキボギ、ガリ」
 「続けろ!!私がやめろと命令するまで噛み続けろ。バシィ!」
 「グアァー!グアァー!」

 女性看守沙紀様から動きが鈍くなれば、鞭、ビンタ、蹴りによる折檻、さらに椅子を引き続けた過労から奴隷は乱狂状態に陥っていた。
 口からは血が流れ、前歯は全て折れてしまい、身体は鞭と蹴りにより紫色に変色し部分的に
出血している悲惨な状態であった。

 「まだまだ、これからでしょ!!今日はお前が、どれだけ鞭を打っても動けないようになるまで
虐めてあげるから!!喜びなさい。」

 それから5時間、奴隷椅子として収容所の施設内を連れまわされた囚人は過労で気絶した。

 気絶してからも、女性看守様は罵声を浴びせながら奴隷への鞭打ちを続けたが反応しなくなったため奴隷椅子から降り別の囚人を虐めるために去って行った。


残された奴隷椅子は無残な状態で放置されたが、囚人にとって気絶している状態が唯一安息できる状態であるのかもしれない。

目を覚ませば再び奴隷椅子としての過酷な労働が待っていることは言うまでもない。


                                                                                                                                                      戻る

inserted by FC2 system